枝につかまるフタユビナマケモノ

Raíces Para Siempre / けもみちプロジェクト

1本の苗木から、
ナマケモノの通りみちを。

コスタリカの農園にカカオやバニラ、コーヒーの木を植えて、野生のいきものが行き来できる「森の農園」を育てています。月1,000円から、あなたの名前のプレートを掲げた木が現地で育っていきます。

けもみちサポーターになる

けもみちってなに?
約150本農園で育っている
サポーターの木
2022年植樹祭から
スタート
月1,000円〜1本から
参加できます
岩波ジュニア新書2026年11月
刊行

サポーターになるしくみ

選ぶ

カカオ・バニラ・コーヒーから、品種と本数を選んで申し込みます(月1,000円〜)。

植える

農園の家族が苗を植え、あなたの名前を記したプレートを木の前に設置します。

見守る

あなたの木の成長を、毎月(基本的に月末)このウェブサイトの支援者専用記事で、写真付きでご報告します。

けもみちサポーターになる

「生物回廊」ってなに?

コスタリカは国土の4分の1以上を自然保護区が占め、生物多様性の豊かさでは世界有数の国です。けれども、保護区と保護区のあいだは人間の暮らしや経済活動の場で分断されていて、いきものたちが行き来するのは簡単ではありません。

生物多様性が豊かだということは、いきものの種類が多いということ。それは同時に、一つひとつの種の数が少ないということでもあります。すみかを広げられないままでは、小さな昆虫からジャガーのような大型の哺乳類まで、絶滅の危険が高まっていきます。

道路を1本舗装するだけで、いきものの移動は阻まれ、生態系は分断されます。「生物回廊(いきものの通りみち)」はその逆です。木を植えて通りみちを「逆舗装」し、分断された森と森をつなぎ直していくのです。

コスタリカの自然保護区と生物回廊の分布図
コスタリカの生物回廊マップ(2025年版)。保護区と保護区のあいだを、回廊でつなぐ計画が進められています。(出典:コスタリカ環境エネルギー省/SINAC)

けれど、人間にも暮らしや仕事の場が必要です。そこで考えたのが、「人が暮らしを立てながら、いきものも行き来し、すみつける場所」=生物回廊農園です。森を農園のかたちで育てれば、人もいきものも共に生きられる場所になります。

舞台は「トラピチェ統合農園」

舞台は、コスタリカ北部、ニカラグア国境に近いトルトゥゲーロ国立公園のとなりにある「トラピチェ統合農園(Finca Integrada Trapiche)」。クリスティアンとニディアたちアギラール一家が暮らす農園です。

「トラピチェ」はサトウキビの伝統的な圧搾機のこと。この農園では、120年以上前から使われているトラピチェが今も現役です。「統合(Integrada)」には、土も木も草も、動物も虫も菌類も、人間と同じ重さの命として受け入れ、互いにつながりあって生きていく、という意味が込められています。

だからこの農園では、同じ作物だけを並べて植えるのではなく、何種類もの作物を混ぜて植え、農薬や化学肥料を使わない伝統的な農法で育てています。そうすると農園は自然の森に近づき、国立公園から出られなかったいきものたちが、農園の中にもすみかを広げていけるのです。

苗木の植え付けの様子
植えた苗の前に、サポーターさんの名前のプレートを立てます。
トラピチェ統合農園のアギラール一家と訪問者
アギラール一家と、農園を訪ねたサポーターさん。

なぜ、日本から支えるのか

この農園で育てたコショウは、研究所のツアー参加者が在庫をすべて買い占めるほどの品質でした。それでも価格の暴落で、耕作をあきらめざるをえなくなりました。品質がよく、環境への負荷も小さく、地域の生態系を回復させる「森の農園」を経済的に続けていくのは、たやすいことではないのです。

さらに、現地の人びとと私たちのあいだには大きな経済格差があります。そこで、日本からサポーターとして農園を支えることにしました。このプロジェクトがめざすのは、次の3つです。

  • 周辺の自然環境を回復させ、生物多様性の保全を支える
  • 先住民の時代から受け継がれてきた、地域の伝統的な文化や暮らし方を次の世代に手渡す
  • 地域の人たちが主役となって続けていける「生物多様性保護区農園」を実現する

悪いものを打ち消すだけでなく、よいものを自分たちの手でつくり出していく。平和学を軸に活動する当研究所にとって、けもみちは「積極的平和」を形にする実践でもあります。

農園で出会えるいきものたち

となりの国立公園には、ジャガーをはじめ、ホエザル、ナマケモノ、ハチドリ、ヤドクガエル、ハキリアリなど、数えきれないいきものが暮らしています。けもみちの木々にもナマケモノがやってきて、昼間に枝を伝って移動する姿がよく見られます。ここは文字どおり、「なまけものの通りみち」になっている場所です。

木の上で過ごすナマケモノ
農園の木で過ごすナマケモノ
枝のあいだのナマケモノ
見上げると、枝のあいだに

これまでの歩み

  • 2021年9月農園のクリスティアンと、プロジェクトの発足に合意
  • 2022年2月8日現地で植樹祭を開き、16本の苗木からスタート
  • 2022年5月日本でサポーターの募集を開始
  • 2023年7月植えた木が100本に
  • 2023年9月コスタリカのテレビ局で紹介される
  • 2026年11月岩波ジュニア新書『「なまけものの通りみち」をつくろう』刊行
  • いま約150本の木が育ち、さらに広げていくためサポーターを募集中

けもみちサポーターになる

あなたの木が、現地で育ちます

研究所の名前を記したプレートと苗木
名前入りのプレートを掲げて
サポーターさんの名前のプレートと育った木
サポーターさんの木も、すくすくと
大きく育ったカカオの木
葉を広げたカカオの木
  • 木の前に、ご希望の名前のプレートを設置します(ニックネームや団体名でもかまいません)
  • 毎月(基本的に月末)、このウェブサイトの支援者専用記事で、あなたの木の成長を写真付きでご報告します
  • 支援者専用のFacebookページでも、現地の様子を折にふれてお届けします
  • 木が枯れたり病気になったりした場合は、無償で植え替えます

サポータープランを選ぶ

カカオ・バニラ・コーヒーの1本から。株数の多いセットでは、農園の植生のバランスに合わせて品種をおまかせいただけます。お支払いは毎月の定額制です。

カカオ1株
¥1,000/月

バニラ1株
¥1,000/月

コーヒー1株
¥1,000/月

2株セット
¥2,000/月

3株セット
¥3,000/月

4株おまかせセット
¥4,000/月

5株おまかせセット
¥5,000/月

3種6株セット
¥6,000/月

おまかせ10株セット
¥10,000/月

よくある質問

木が枯れてしまったら?

1本単位で枯れたり病気になったりした場合は、苗木を無償で植え替え、その木のサポーターの方にご報告します。追加の費用をお願いすることはありません。

支援金は何に使われますか?

農園の人たちによる苗木の購入と植え付け、有機・非化学原料の肥料や害虫忌避材、木々の手入れの人件費など、継続的にかかる費用にあてます。送金手数料などの費用も含まれています。

収穫したカカオやコーヒーは届きますか?

収穫物の売却益は、現地の家族の収入になります。初収穫までは最低でも2〜4年以上かかり、検疫や加工、輸送にも手間と費用がかかるため、当面は毎月の報告をお楽しみください。サポーターのみなさんが味わえる機会も、将来的にはつくっていきたいと考えています。

やめたくなったら、どうすればいいですか?

このウェブサイトにログインして、解約手続きにお進みください。

現地を訪ねることはできますか?

研究所が企画するコスタリカへのスタディツアーで、農園を訪ねることがあります。ツアーの情報は研究所のブログでお知らせします。

本でも読めます

けもみちの歩みと、生物回廊とは何かを、中高生にも読める言葉で描いた『「なまけものの通りみち」をつくろう――生物多様性を育む生物回廊』(足立力也著、岩波ジュニア新書、2026年11月20日刊行)。
岩波書店の書籍ページ / YouTube「けもみちチャンネル」

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