コスタリカで昨年末、新たな生物回廊が設立されました。
エレディア州とアラフエラ州、42の自治体にまたがるその都市間生物回廊は、先住民族の言葉から、クブフキ生物回廊と名付けられました。
コスタリカは、広大な面積の国土を国立公園をはじめとした自然保護区に指定することで、自然保護の先進国として知られてきました。
ですが、すでに陸地面積の1/4以上を自然保護区として指定し、人間活動との兼ね合いから、これ以上の拡大も難しい状況です。
しかしコスタリカの自然保護政策は、そこでとどまりませんでした。
それが、生物回廊建設の国家計画です。
その国家プログラムに沿って、国内各地で新たな生物回廊が次々と設立されています。
コスタリカの生物回廊には3種類あり、それらは陸地、海洋、そして都市間です。
陸地と海洋はそもそも自然保護区になっている場所の隣接地域が多く、その地域に住んでいる人びとが中心となって、自然環境と共生する新たな社会モデルを模索しています。
一方、都市間生物回廊は、原生の自然環境からは程遠いと考えられる都市部において、生物多様性を保全しようという野心的かつ意欲的な取り組みです。
私の第二の故郷であるエレディアでこの新たな活動が始められたことに、期待をしたいと思います。
リンク先はスペイン語の記事ですが、ブラウザの機能で日本語翻訳をすればあらすじは理解できると思います。
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