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【資料室から】永遠平和のために
こんにちは、資料室司書のCeguaです。 今回は、カント(1724-1804)著『永遠平和のために』(Immanuel Kant "Zum ewigen frieden" 1795)を取り上げます。 弊所資料室に所蔵しているのは、1985年刊行の岩波文庫版。「第二補説」を加えた増補版(1796)を宇都宮芳明氏が日本語訳したものです。 カントは 東プロイセン の首都 ケーニヒスベルク (現ロシア領 カリーニングラード )で生まれ、生涯のほとんどをその地で過ごし、そこで亡くなりました。 1740年にケーニヒスベルグ大学に入学するも父の死去に伴い退学し、家庭教師のアルバイトで生計を立てたりと苦しい時期もあったようです。1766年にケーニヒスベルク王立図書館副司書官・博物美術標本室監督を兼任、1770年にはケーニヒスベルグ大学の論理学・形而上学正教授に任命され、1786年には大学総長に就任しました。 生涯独身で、近所の人がカントの散歩姿を見て時計の狂いを直したというエピソードがあるほど規則正しい生活を送った人。また、論敵であると同時に友人で
Cegua
2025年12月27日読了時間: 8分


今読むべき『知らなかった、ぼくらの戦争』
こんにちは、資料室司書のセグアです。戦後80年の節目の年ですね。 今日は蔵書の中から、アーサー・ビナードさんの『知らなかった、ぼくらの戦争』(小学館, 2017)を紹介します。 アーサーさんは1967年生まれ、日本で考えれば「戦後生まれ」、戦後とはもちろん、第二...
Cegua
2025年8月15日読了時間: 8分


”選挙カフェ”開催しました
参院選を明日に控えた本日、定例カフェを「選挙カフェ」と銘打って開催しました。コスタリカコーヒーを飲みながら、選挙にまつわるあれこれを気軽に話す時間。選挙公報を見ながら、色々と盛り上がりました。 資料室からは、選挙関連の資料を出してきました。個人的にオススメはやはり 『どうぶつせんきょ』 ! そのほか、なかなかよそでは見かけない資料も収集しています。 コスタリカの選挙についての資料もあります。 選挙グッズや、投票用紙のサンプルも! カラーで写真入りで、チェック入れるだけでいいって、いいですね…。 中央左寄りの四角い紙片は、「投票済」のタトゥーシールです。 ところで、選挙で「コスタリカ方式」って聞いたこと、ありませんか…? 本来の「コスタリカ方式」について、弊所特別顧問でもある竹村卓氏は『コスタリカを学ぶ』(コスタリカ共和国政府観光局日本事務所編, 日本・コスタリカ自然保護協会 2003年刊)に次のように書いています。 「コスタリカの国会議員選挙に小選挙区はなく、全国の七つの大選挙区、選挙区ごとの拘束名簿式比例代表制である。しかも候補者の4
Cegua
2025年7月19日読了時間: 2分


コスタリカは「非武装中立」
先週、 松村由利子さんが、6月16日の西日本新聞「提論」にて弊所を取り上げて下さったことをご報告しました が、そこで紹介されていた礒村英司氏の『戦争する国にしないための中立国入門』(平凡社新書, 2016年刊)を、遅まきながら資料室の蔵書としてお迎えしました。 代表理事も司書も、ご出版をまったく知らないでいたというお恥ずかしい状況…帯にも「コスタリカ」の記述があるというのに! おそるおそる確認すると、第3章「中立国と軍備」の参考文献の筆頭に、代表理事の『丸腰国家』が挙げられていました!また、弊所の名誉顧問でもある竹村卓氏の『非武装平和憲法と国際政治:コスタリカの場合』(三省堂, 2001年刊)も。もちろん両方とも、弊所 資料室 にてお読みいただけます。 永世中立国としてよく知られているスイスやオーストリアは、徴兵制によって国防を担う「武装中立国」。それに対して、コスタリカは軍隊を廃止した「非武装中立国」なのです。その歴史的経緯、そして特色などが、コンパクトに書かれています。 礒村さん、ありがとうございます!また、松村由利子さん、改めまして
Cegua
2025年6月28日読了時間: 1分


西日本新聞「提論」にて取り上げていただきました
2025.6.16 西日本新聞より、部分 松村由利子さんが、西日本新聞の「提論」にて、『中立国の取り組み:「持続可能な平和」とは』の中で、弊所について言及してくださいました。 有料記事ですが、webでは こちら でお読みいただけます。 書き出しはヨハンナ・シュピリの『ハイジ』!そこから礒村英司氏の『戦争する国にしないための中立国入門』へ繋がり、そしてコスタリカのこと、弊所のこと、代表理事のことについても触れてくださっています。 新聞記者として働いていた松村さん、現在は歌人として活躍されているほか、執筆や翻訳、絵本制作も手掛けられ、歌集のほか著作も多数。弊所資料室には、従来の与謝野晶子像をいい意味で覆す『ジャーナリスト与謝野晶子』(2022.9 短歌研究社刊)は残念ながら所蔵しておりませんが、松村さんが翻訳された『風の島へようこそ』を所蔵しています。<環境・エネルギー>の棚に配架しています。 松村さま、ご取材・ご執筆ありがとうございます!締めのお言葉は弊所へのエールと受け取りました。今後もコスタリカ社会科学研究所は<持続可能な平和>のため、
Cegua
2025年6月21日読了時間: 1分


絵本『もっと おおきな たいほうを』
今回は弊所資料室蔵書の中から、 『もっと おおきな たいほうを』(二見正直作, 福音館書店) をご紹介します。 出版は2009年ですが、「月刊こどものとも」として発行されたのは2003年。もう20年以上前の絵本ですが、優れた絵本がそうであるように、全く古さを感じさせません。 「おうさま」は、「せんぞだいだいより つたわる りっぱな たいほう」を持っていて、それを打ちたくてたまらない。でもその機会はなく、うっとりと「たいほう」を眺める日々を過ごしています。 ある日、川で勝手に魚を取っているキツネがいるとの報告を受け、「おうさま」は怒ります。その魚は「おうさま」の大好物だったのです。 大義名分を得た「おうさま」は、「キツネのくせに なまいきだ。たいほうで おっぱらってやる」と、「たいほう」をキツネに向かって打ちます。 しかし、キツネも負けてはいません。「おうさま」の「たいほう」より大きいものをキツネは持ってきたのです! それに対抗して「おうさま」は、「たくさんの けらいと たくさんの じかんを つかって、もっと おおきな たいほうを」作らせ
Cegua
2025年5月17日読了時間: 3分


映画『バーバラ・リーの闘い』解説ブックレットをいただきました
『バーバラ・リーの闘い:権力を恐れず真実を』(Barbara Lee : Speaking truth to power, 2020年アメリカ映画, 監督:アビー・キンズバーグ、配給:ユナイテッドピープル)という映画の解説ブックレットを、制作に関わった北美幸先生(北九州市立大学外国語学部教授)からご恵贈いただきました。ありがとうございます!弊所資料室へ所蔵登録しました。 https://librize.com/items/2705988 バーバラ・リーってどなた…?という方のために(私もそうでした…)ひと言だけ説明すると、9.11の同時多発テロ直後、連邦議会でただ一人「武力行使承認決議(AUMF)」に反対票を投じた方です。すごい! 映画をより深く理解するために、と作成されたブックレット、北先生のエッセイのほか「同時多発テロとその後の経緯」やイラク戦争・公民権運動・ブラックパンサー党などのキーワード解説、また歴史的背景と対照されたバーバラ・リーの年譜もあり、読み応え十分。 また、「民主主義の根幹には異議を唱える権利があるのです」「その場の空気に
Cegua
2025年4月5日読了時間: 2分


【資料室より】クリスマスに読みたい一冊
昨日はクリスマスイブでしたね。弊所資料室の司書がこの日にまつわる本を紹介します。お時間あるときにお目通しいただければ幸いです。 なお、弊所所蔵のこの本は、2004年にいただいたベアテさんのサイン入りです。ご覧になりたい方、是非ご来所下さい! ――― ■1945年のクリスマス:日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝/ベアテ・シロタ・ゴードン著 平岡磨紀子 構成/文 (柏書房、1995年刊) 1945年12月24日、それは22歳のベアテがGHQの民間人要員の一人として日本に赴任した日だ。その後、彼女が日本国憲法の草案を書いたことは「私は男女平等を憲法に書いた」のビデオなどにより知っている方もいるだろう。 ベアテの最初の職務は公職追放のリスト整備だった。しかし翌年2月4日、12日までのたった9日間で憲法草案を仕上げるよう命じられる。大日本帝国憲法とほとんど変わらない日本政府作成の憲法草案を修正するよりも、モデル案を示した方が効率的だと考えたGHQのトップシークレット指令だった。25人のメンバーが8つの委員会に分けられ、ベアテは人権

コスタリカ社会科学研究所
2024年12月25日読了時間: 6分


新しいなかまが加わりました!
「ナマケモノ」の新しい資料が入りました! ルーシー・クック著・橋本篤史訳『ナマケモノでいいんだよ』(光文社刊)。 日本での出版は2019年なので、ちょっと遅れてしまいましたが、ナマケモノペースということでお許し下さい。 よくある癒しの写真&文章を組み合わせたものかと思いきや、動物学者・映像作家・写真家でもあるルーシーさんの手腕が存分に活かされた一冊。冒頭では生態がしっかり紹介され、写真はひたすらかわいい!そしてウェルギリウスやアーレント、ジョブズなどによる「古今東西の名言」がじわっと沁みてきます。名言についての補足も小さな字でなされていて、とても勉強になります! ちなみに、この本で紹介されるナマケモノちゃんたちはみんな、「赤ん坊のときに中央アメリカの自然保護施設によって助けられた子たち」だそう。 --- 母親はほとんどの場合、ペットや観光客の見世物にするためにさらわれたり、電線での感電やイヌの攻撃や交通事故によって命を落としたりしました。この孤児たちは大人になってから元の生息域へ戻されるプログラムの保護下に入っています。...
Cegua
2024年12月8日読了時間: 2分


『世界地名大事典』、ご恵贈いただきました
資料室に、朝倉書店刊の『世界地名大事典 9』をご恵贈いただきました! 「中南アメリカ」の巻、コスタリカがしっかり掲載されています! これは…!と食らいついているナマケモノちゃん。 夢中になって読み耽っています。 リブライズ にもしっかり登録しました。 *他の資料もこちらからご覧いただけます!是非のぞいてみて下さい。 今後、資料室でもどんどん活用していく所存です。 ご恵贈、誠にありがとうございました!
Cegua
2024年11月16日読了時間: 1分


コスタリカから楽しい資料がやってきた!
報告がナマケモノペースになっていますが… 今回の渡航で仕入れてきた新しい資料をお目に掛けます。 まずは子ども向け資料から。 左は『イジーとその友達:サンゴ礁をめぐる冒険』、英語版、スペイン語版。 サンゴ礁の危機に気づき、それをなんとかしたいと動きはじめたイジーと、その友達の、まさに「冒険」が描かれています。ナマケモノに助言をもらったり、ミノカサゴやクジラやイルカともお話ししたり。楽しく環境についても学べる絵本です。 右は直訳すると「遊んで学ぶ 私たちの憲法」。書き込んだり、迷路を楽しんだりしながら、楽しく学べる仕掛けがなされています。Sala Constitucional(憲法小法廷)の発行物です。 続いて、一般向け資料。左から『万人のための憲法』、『コスタリカの野生動物』、『コスタリカの鳥』。右の2冊はキレイなイラスト満載、見ているだけでも楽しい! 今回の新着資料を含めた全ての資料は、弊所資料室に、 リブライズ のシステムを利用して登録していますので、蔵書検索も可能です。 ご来所いただければもちろん見ていただけますし、一部例外はあるも
Cegua
2024年11月2日読了時間: 2分


ナマケモノ資料、じっくりみていたら…
弊所資料室にはもちろん、ナマケモノ資料も揃っています。 中央の「ナマケてないよナマケモノ」は、昨年大牟田市動物園で行われた「国際ナマケモノデー」イベントでいただいたワークブック。 なつかしいなあ、クリちゃんとダイク、元気かな?もう寒くなったから、おうちに入ってるかな、などと...
Cegua
2023年12月2日読了時間: 1分


コスタリカのカードゲームと、本屋さんがくれたお花
今回の渡航で代表理事が買ってきてくれたカードゲーム2種類を、出してみました。 ひとつは、「Bingo Costa Rica」!自分が選んだボードに、同じカードを早く集めた人の勝ち。二つの遊び方があって、どちらも楽しそう。 もうひとつは、「Juego de Memoria...
Cegua
2023年10月8日読了時間: 1分


コスタリカの本、入荷しました
絵本だけではなく、もちろん大人向け(?)の資料も入荷しています。 まずはこちらの2冊をご紹介します。 ”Tiempos para la Paz”、言わば「平和のための時代」と題された本(上)。コスタリカと、その周辺の国々の「平和」へのプロセスを、多数の写真とともに概観できる...
Cegua
2023年10月1日読了時間: 2分


「牛なしカレータ」のお話(『コスタリカ 伝説集』より)
『コスタリカ伝説集』(エリアス・セレドン編、山中和樹訳 国書刊行会刊, 2022)から、今回は「牛なしカレータ」についてのおはなしを紹介します。 カレータは二頭の牛が曳く荷車。コーヒー豆や農作物を運ぶのには欠かせないもので、現在でも使われている地域があるそうです。牛車自体...

コスタリカ社会科学研究所
2022年8月26日読了時間: 2分


「セグア」のおはなし(『コスタリカ伝説集』より
『コスタリカ伝説集』(エリアス・セレドン編、山中和樹訳 国書刊行会刊,2022)から、まずはセグアについてのおはなしを紹介します。 「ポアス火山のセグア(馬女)」 「ラ・ツェグア(馬女)」 「カルロスとラ・セグア(馬女)」 の3つが、第3部「怪異譚」に収められています。...

コスタリカ社会科学研究所
2022年7月8日読了時間: 2分


『コスタリカ伝説集』入りました!
国書刊行会から発行されたばかりの『コスタリカ伝説集』(エリアス・セレドン編、山中和樹訳)が入りました。 ”Leyendas costarricenses”(ナショナル大学※出版局、1995年)の全訳、訳者のパートナー、ビクトリア・エリソンドさんが買い求めたものが原本だそう。...

コスタリカ社会科学研究所
2022年6月13日読了時間: 1分


【当研究所が独断で選ぶ、戦争に関する蔵書10選】
◾️戦争が終わるから武器を置くのではなく、武器を置くから戦争が終わる ロシア軍によるウクライナ侵攻から約3ヶ月が経過しました。この事態をどう捉えるか、いまだに多くの人たちの間では意見が四分五裂しています。そこで役に立つのは、これまで先人たちが蓄積してきた知恵です。...

コスタリカ社会科学研究所
2022年5月21日読了時間: 6分
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